オステオパシーとは、人体のホメオパシー(恒常性)を取り戻し、自らの身体の治癒力で病気を治していこうとする学問体系であり、以下の考えを土台にしています。
1)身体全体を一つの単位として考え、痛みのあるところが必ずしも痛みの原因とは見ません。
2)身体の機能と構造は一体のものであり、正しい姿勢というものを大事にします。
ちなみに最近の医学で分かってきたことに、ミトコンドリアの働きというのがあります。人の細胞のなかにあるミトコンドリアが、元気で多くある人は、長生きするというのです。このミトコンドリアは姿勢筋(姿勢を維持する筋肉)のなかに多くあって、姿勢の良い人は長生きするというのです。
3)自然治癒力を高めるように治療します。
そしてオステオパシーという大きなくくりのなかに、種々の治療法がありますので、ご紹介します。
1)直接法
障害部に瞬間に圧力を入れて正しいところへおさめるというもの。この手技は若干痛みがあったりするので、私はあまり使いません。
2)間接法
機能障害を誇張させることで、正常に戻す。過剰な刺激がなく、身体にやさしい治療です。
3)ストレイン&カウンターストレイン
圧痛点を見つけ、その部を最大限に緩めて、90秒程維持し痛みを取ります。
4)筋・筋膜のリリース
マッサージ的に、筋・筋膜のバランスを取り緩めます。
5)筋エネルギー法
患者さんにも多少力を入れてもらい、患部を正常化します。
6)スティールテクニック
オステオパシー創始者であるスティル博士のやっていたやり方。
7)頭蓋オステオパシー
頭蓋骨の動きを正し、脳脊髄液の流れを良くします。現代人は目を酷使し、体を使わず、頭を使うことが多く、頭蓋骨の動きの悪い人が多いです。これをよくして全身状態を改善します。
8) 靭帯性関節ストレイン法
患者さんの呼吸を利用したりして関節等を正します。
9) 誇張法
関節法と似たやり方で正常化します。
10) 内臓マニュピレーション
内臓の動きを円滑にさせる
私の所属する関西オステオパシー協会では、毎年上記の手法のどれかをテーマに月一回勉強会を行っています。
国家資格を持つ人のみに門戸が開かれています。
私は20年以上通ってきましたので、上記の手法は一通り学びました。
国際セミナーというのも年数回あって、アメリカやフランスから講師が来て勉強しました。
私が使う主な手法は、関節法、筋・筋膜リリース、筋エネルギー法、頭蓋オステオパシー、靭帯性関節ストレイン法といったから体に優しいやり方ばかりです。
一回の治療で体の全体を足先から頭まで治療します。
そしてできるだけ正しい姿勢になるよう治療します。
その正しい姿勢を維持する為に何をしたらよいのかもお教えしています。
結局正しい姿勢を維持し、身体を意識し始めると色々な症状が取れていきます。
手のシビレ、肩コリ、足のシビレ、腰痛、胸痛、頭痛全て、体の使い方、意識のあり様を体があらためて下さいとサインを出しているのです。
種々の症状がでると薬でおさえようとする方が多いかと思うのですが、薬は副作用を伴うこともあり、結局 肝臓や腎臓に長期的にみると負担をかけているので、
できるだけ体に負担のかからないこうした治療をためして欲しいと切に思っております。
加えて乳幼児治療について下記致します。
赤ちゃんはは産道を通って出てくる時、色々ストレスを受けて骨格の歪みをおこしている子がいます。
できるだけはやい時期に、そうした子は治療をしておいた方が、健康に育ちます。
一時、乱暴な治療で赤ちゃんを死なせたという事件があったりして、乳幼児の治療について不信感を持っている方がいると思うのですが,
残念なことです。是非お試し下さい。
オステオパシーについて知りたい方は、”いのちの輝き”ロバート・C・フルフィード&ジーン・ストーン著 翔泳社出版がおすすめです。
ほかに身体についてのおすすめの本紹介します。
「癒す心治る力」 アンドルー・ワイル 角川文庫
「動きが脳を変える」 アナット・場に得る 太郎次郎社エディタス
「アレキサンダー・テクニックにできること」 Ⅾ・キャプラン 誠信書房
当院では、波動機器レオコンプのマットを敷きつつ、免疫力を高めながら、治療をしています。
必要な方には、可視総合光線療法のコーケントーをかけたりします。これは打ち身の痛みや、腎臓の弱りの助けになったりします。
腰痛、ひざ痛、関節痛、肩こり、猫背などの姿勢の悪さにより引き起こされる自律神経失調症的症状の改善・予防、、健康管理のお手伝いをとうして、不調の原因を追及し、原因を根本から取り除くことを目標として、痛みの少ない治療を心掛けています。
ホリスティック医学の生みの親のエドガー・ケイシーは、多くの病気に関して、何をすれば効果があるか詳細に書き残していますが、すべての病気に100%共通して書いてあることが、「背骨を整えなさい」「背骨の状態をよくしなさい」なのです。
どんな運動が背骨を整えるのか等、日々の生活の中で、治療し調整した後の維持の仕方もお教えします。
乳幼児の治療もしています。斜頸等、身体の柔らかいうちの治療は、数回で効果が出たりします。是非お試し下さい。
寿命100さいが、夢ではない時代になり、自らの足で歩き、自由に行動出来る身体を手に入れる為に,何が必要で、何が出来るのか、ともに考えつつ、患者さんの身体と向き合っていきたいと思っています。加えて身体のみならず、「人は、死なない」と言う、元東大病院の矢作直樹先生いうところの、「魂」が肉体にどうかかわってくるのかも、考えていきたいと思っています。
是非お試しください。
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